2024/11/19 22:09
11月14~16日、高知ぢばさんセンターにて
高知県ものづくり総合技術展≪ものメッセKochi2024≫が開催されました。
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
オフィスもこんは、
高知県木製品工業連合協同組合「木と灯り展」にて
切り株と一体化しているオブジェ「もこん炉KIRIKABU」を展示致しました。
もこん炉は「まずは飾る、そして燃やす」を通して自然の循環を感じてもらいたい。という思いがある商品です。
今回の作品では切り株そのものから「もこん炉」を削りだすことで、自然との一体感とともに循環を感じてもらいたいという思いが込められています。
この切り株は今年の5月に伐採したヒノキ。
「根っこが踏ん張っている感じの切り株で高さ1mくらいのものが欲しいのだけれど、、」と
特殊伐採の仕事をされている知人に相談したところ
「明日伐採するヒノキが丁度よさそう」と絶妙なタイミング。
しかも工房から車で15分の山!
そのため現場にも行くことができ、伐採に立ち会うことができたことは本当に幸運でした。
山の斜面に生えている姿、チェーンソーで伐採される瞬間、倒れた姿、切り出される切り株。
一連の情景は目の奥に焼き付いており、全てが神々しく、今でも思い出すたびに感動しています。
伐採直後は水分がたっぷり含まれている生木の切り株。
男性2人がやっと持ち上げながらゆっくり斜面を運ぶ姿を見て、
とんでもない要望をしてしまっていることに気づいたことでした。
感謝しかありません。ありがとうございます。
工房に運んでからは屋外に放置し4カ月間自然乾燥。
9月後半に再び手伝いに来てもらいチェーンソーで粗削り。
それから10月にノミや彫刻刀でコツコツ仕上げ作業、ようやく完成。
今回の展示となりました。
思った通りの切り株を手に入れることができた幸運。
関わってくれた皆様に感謝しながらの製作は何とも言えない体験で、とても思い入れ深い作品となりました。
展示台の都合で1体しか置けないかもと危惧しましたが、何とかぎりぎり2体並べることができました。
ありがとうございます。
広がる根元が台から少しはみ出ていました。
けれど山に生えていた2本の状態や伐採の現場を思い出すたび、
そして会場で皆様に見てもらいながら説明するたび、
2体並んだ姿を見てもらえた嬉しさが込み上げたことでした。
皆様ありがとうございました。
多くの方に「あ、切り株と一体化している!」と驚いてもらえたことも狙い通り。
楽しんでいただけたなら幸いです。
こちらでは「もこん炉KIRIKABU」さらに変化した姿をお見せできる予定です。
どのように変わっているかは会場でのお楽しみに。
お近くの方、お時間ありましたら是非お越しくださいませ。
会場でお会いできること楽しみにしております。